トリコディナ病治療記録
こんにちは!まーかのです♪
先日は水質についてお話しましたが、今回はうちのカクレクマノミのチョビヒゲちゃんについての記録です。
水槽立ち上げから2週間でカクレクマノミをお迎えしていた我が家の水槽ですが、
カクレクマノミを観察していると2匹の違いについて気になってきました。
1匹(チョビヒゲ)だけなんかシュッてしてて細長いよね・・・
なんか尻尾が白いんだけど・・・
餌もすごく元気に食べるし、泳ぎ方も元気そうだしなんだろう・・・
ってことで調べてみました。
尾ビレの様子から考えられる病気は2つ。
トリコディナ病か尾腐れ病。
トリコディナ病
寄生虫によって引き起こされる病気。魚の体表に白い膜が張り、これがエラに入ると窒息死するようです。水槽投入から1週間以内の魚が感染しやすく、カクレクマノミはかかりやすい。感染がはやく一晩で全滅する事もある。
尾腐れ病
エラや尾の一部や周辺が白っぽく変色したりする。徐々に尾ヒレが溶けていきボロボロになる。エラに入ると危険。
まとめるとこんな感じですね。
尻尾はボロボロだし、ちょっと膜張ってるな・・・
シュッてしてて細長いと感じたのはヒレが閉じてるからだ・・・
これはもしかして両方発症してるのでは・・・
尻腐れは自然治癒することもあるという記事をみたので、今回は致死率の高いトリコディナとみて治療を開始します。絶対助けてあげたい・・・
トリコディナ病には淡水浴が効果的との話をみたので急いで買ってきました。
グリーンFゴールド顆粒!!!
淡水魚用ですが海水魚も使い方によっては使えるようです。
それでは治療を開始していきます。
薬浴の準備
- まずカルキ抜きした淡水に、グリーンFゴールド顆粒を規定量の半分溶かします。
- 作った淡水を水槽と同じ温度に合わせます。
- アクアセーフ(粘膜保護)を規定量いれる。
治療開始
- 治療するカクレクマノミを淡水に1分30秒ほど入れます。
本来3分ほどやるといいみたいですが、初めての淡水浴で体力も心配だったので時間を短めにしました。淡水にポチャンした瞬間に魚がショックで硬直して動かなくなってしまう場合があります。この時は少しずつ海水を足してあげると元気に泳ぎ回るようになります。
- カクレクマノミの体を指でやさしく撫でます。
体の膜を取ってあげます。負担が掛かるので出来るだけ早く終わらせます。
- 膜をとったらまた淡水に1分半ほど戻します。
こちらも初めてだったので短めです。本当は2〜3分でやると良いと思います。
- すこしずつ海水を足していき、水合わせをして元の海水に戻す。
様子を見たかったのでサテライトに戻しました。
少し膜がとれましたので様子をみることに・・・
1日1回くらいなら淡水浴をやっても大丈夫とみたので、これが毎日続きます。
はじめは滅茶苦茶心配です。
手の温度で火傷しちゃうんじゃないか・・・
淡水に入れた瞬間に即死したらどうしよう・・・
などなど。
すごくすごく心配でも早く治療した方が良いと思います。ものすごく進行が早いです。
トリコディナ治療を毎日続けたチョビヒゲさん。徐々に淡水浴の時間を3分ほどにのばしていきました。
治療開始から1週間がたつ頃。
ヒレも閉じたまま、尾ひれもなくなり元気がなくなってきました。。。
朝の段階でかろうじて泳げている状態です。
夕方くらいには体半分が動かなくなり、必死で動こうとするようになりました。
夜には横たわり、苦しそうに呼吸をするようになりました。
早朝から仕事があるとか関係なく、ずっと様子を見続けましたが朝5時半頃☆になりました・・・
大好きな餌と骨サンゴとともに埋葬。
チョビヒゲすっごく頑張ったとおもいます!
トリコディナ本当に大変な病気です!
なんかおかしいなと思ったらすぐに行動する方が良いと思います。
- ヒレを閉じている
- 白い膜が張っている
- 餌を食べない、元気がない
要注意信号です!
グリーンFゴールドは海水に使用する場合は規定量の半分!
トリコディナ病は淡水浴が効果的!
です!
初心者の方で同じような状況になった時にちょっとでも参考になれば良いな・・・
まだ水槽にはカクレクマノミのぷにすけも残っているしヤドカリ部隊もいるので、チョビヒゲの事をいかして他の生体を大事に大事にしていきたいと思います!!
チョビヒゲ本当に可愛かったし、うちにきてくれたことに感謝してこれからもアクアリウム活動していきたいと思います♪